特殊弾性糸について
特殊弾性糸とは
特殊弾性糸は、業界用語でFTY(Filament Twisted Yarn)と言われている糸で、伸縮性のあるポリウレタン糸を軸に、ナイロンなどの長繊維を巻きつけた極細の加工糸をことです。
FTYでは一般のユーザー様にはわかりにくく、また種類も多くありますので、弊社では、糸の特性が分かるようにまとめて特殊(ソフト)弾性糸と表記させていただいています。
製品における含有率
製品によって違いますが、多くて約8%、少ないもので3%位です。
特殊弾性糸が肌に触れませんか?
特殊弾性糸は、編み目のループの真ん中を通ることになり、編地の中に入ることになります。つまり生地の表にも裏にも出ることはなく、従いましてお肌に当たることはほとんどありません。(図1参照)
特殊弾性糸を使用するメリットは?
特殊弾性糸を使用することにより、大きな伸縮性を得られ、フィット感に優れた柔らかな製品になります。
ユーザー様の中には、化学繊維を使用していないものにこだわられる方がおみえになることも承知しています。
しかし、特殊弾性糸を使用しない製品は伸縮性に乏しく、柔らかさとフィット感の少ない製品になり、履き心地がどうしても損なわれてしまいます。
私も、特殊弾性糸不使用と使用製品を何度も履き比べました。
その結果、極少量の化繊の僅かな影響よりも、履き心地に優れ気持ち良く使用できる製品のほうが、冷えとりに大きな効果があると確信いたしました。
そして、多くのユーザー様からも、同様の感想をお寄せいただいています。
以上のことから、弊社では履き心地を最優先し、ほとんどの製品に特殊弾性糸を使用しています。